中国語を勉強することはおかしいのでしょうか? 少し思想的な話になりますがお答えいただければ嬉しいです。
私は東京の某大学の二年生です。
先日勉強兼観光という形で台湾に行きました。
私はほとんど中国語を話せませんでしたが案内をしてくれた台湾の人たちが日本語を話せる人もいてとても親切にサポートしてくれたのでとても充実した旅行になりました。
友達になった彼らといつか中国語(台湾では北京語とは少し違いますが)で話すことができたらと思い、日本に帰ってから中国語を少しずつですが勉強しています。
しかし、中国語を勉強していると父親から中国語なんか勉強するなと言われたり、少し日常会話を習ったのでツイッターに中国語で書いてみたら「キモいからやめろ」と友達に言われました。さらに中国語を勉強してるというと「無駄だからやめろ」と言われました。
そこでその理由を聞いてみると中国が嫌いだからとか中国語なんかかっこ悪いからというものでした。
中国にはいいところも悪いところもあり中国が嫌いな人たち(何故か台湾は良いらしいのですが)の言い分もなんとなくわかります。しかし中国語を勉強することを否定されたのには驚きました。日本人にまだこういう考え方の人がいたのかと思いました。
あくまで私の主観で感じたものなので私が中国、台湾のほうがいいという印象を彼らに与えてそれを反論されただけなのかもしれませんが、中国語を勉強しないほうがいいといわれたのは確かです。
この考え方は私の周りだけなのでしょうか。それとも多くの日本人がそのように考えているのでしょうか。お答えいただけたら幸いです。

回答

高校1年生男子、純粋な中国人です。

僕は両親は中国人ですが日本で生まれで日本育ちなため、日本語も中国語も話すことができます。

「中国語がキモい」などといった意見は中国語を話せるようになってから言えよ、と思います。
そりゃそうと回答。
僕はいくら日本暮らしが長いとはいえ、日本人からの見方は語れないと思います。なので中国人としての見方を言うことになります。
日本はどうあれ、今中国で反日を叫んでいる方々は皆実際に戦争を経験をしてどういう形であれ傷ついた方々です。勿論傷つけた相手を憎む気持ちは分からないでもありません。
しかし、これからの中国を支えていく世代の人は、基本的に日本のことを敵視していません。むしろ見習うべき先進国、と捕えている人が大半。
(ちなみに日本が壊滅したら?と中国人の友達に聞いたら「俺はこれからどこのアニメを見ればいいんだw」と返してきました)
やっぱり日中平和なのが一番だと思います。

また、質問者様が中国語を勉強しようとしたきっかけは
>友達になった彼らといつか中国語(台湾では北京語とは少し違いますが)で話すことができたらと思い
ですよね。
決して友達や親に見せ付けるためじゃないと思います。
なら、周りの声など気にせず自分の目標に向かって進むのが一番だと思います。

ちなみに中国語が役に立つかどうかは兎も角、英語をマスターするほうが役に立つことは間違いないと思いますw

一般の日本人に伝わっている中国や中国人に関する情報は、
ほとんど真実ではありません。
私は現在中国在住で働いてますが、
日本の報道を見ると、ため息が出ます。
だから、質問者さまの周囲の方々が、
マスコミの報道などを通じて中国を知った気になっているとしたら、
確かにあまり良い意見は出てこないかもしれないですね。

私が思うに、外国語を学ぶと、
生涯その国との縁が切れなくなるものだと思っています。
母語以外の言葉を流暢に使えるようになったら、
もうその国は第二の故郷と呼べるほどの存在に変わります。

どこの国の言葉でも同じですが、
外国語を学ぶには、とても長い時間がかかります。
相当の努力も必要ですし、
場合によっては、かなりの金額を学習に投資しなければなりません。
それなりの覚悟がなければ、語学を修める領域までは進めません。
ですが、これは、語学を修めた者にだけ言える言葉ですが、
「やったもの勝ち」なのですよ。
どこの国の言葉だって、それだけの時間と労力とお金をつぎ込んで
夢中になって身につけたものは、
かけがえのないものです。
中途半端に身構えていると、周囲の槍玉に上げられます。
本気で勉強されれば、周囲も黙ります。
喋れるようになったときに、
「すごいね。中国語ペラペラなんだ」
と急に評価が変わります。

やる前にあれこれ難癖をつける人はどこにでもいます。
要は結果を見せれば、黙るんです。

家の親も、学校の先生も、
この年から留学したって身につくものかどうか、疑わしいと
言われました。
40歳近くなってから始めたので、
針のムシロでした。
でも、喋れるようになったら、周囲の目が変わりました。

とにかく、思いのままに、やりたいことをどんどんやってみて、
その先のジャッジは他人が下すものだと腹をくくりましょう。
通じて何ぼの世界ですよ。
英語なんて何年学校で勉強しても、全然身につかなかったけど、
40過ぎでも、中国語はできるようになったんですよ。
やる気になったときのエネルギーは、人様には分からないものです。

鉄は熱い内に打て、というじゃないですか。
なんでもいいから、バリバリ勉強して、単語をどんどん覚えて、
いろんな人と話をして、ぐんぐん語学力を上げちゃってください。
文句言っていた人が、「通訳でいっしょに付いて来てよ」
と言ってくれるくらいまで、うまくなっちゃいましょうよ。
それが、勝ち組です。

「キモいからやめろ」の「キモい」というのは、「キモチいい」の省略形なんでしょうか?

まァ冗談はさておいて、結論!
質問者様の人生は、質問者様だけのもの。あなた様の人生が他の人に迷惑をかけているのならいざ知らず、そうでない限りあなた様はご自分の好きな道を正々堂々と歩いていけばよい、いささか高飛車な言い方になっているかもしれませんが私はそう思います。

「キモいからやめろ」というお友達の言葉。「無駄だからやめろ」という言葉。「中国語なんかかっこ悪い」という言葉。
友達や周囲の人たちからこんな言葉を投げつけられたら、中国語を勉強なさっているあなた様にとってどんなにつらかったことやら。おそらく、今後もこれらに類した言葉はあなた様の耳に入ってくることでしょう。
でも、これが実はいい勉強になっているのではないでしょうか。当然あなた様は、なぜ他の日本人はそう感じているんだ、考えているんだ、などさまざまな疑問をお持ちになられたことと思います。答えは、もちろんすぐには出てこないでしょうが、これらの疑問を通してより多くの、より豊かな事柄を学ぶことが出来る、と私は思います。「鉄は熱いうちに打て」なんて言葉がありますが、お友達や周囲の方たちは質問者様の素晴らしきアドバイザーなのかもしれません。

それから次の二つの事を心に入れておいていただければ幸いです。
それは、コメントしているこの私も例外ではないのですが、人間って、もちろんすべての人がそうだというのではありませんが、けっこう無責任でいい加減なものだということ。たとえば、日本が戦争していた時、「英語」を使うことはもちろん、学ぶことすら出来なかった事は質問者様もご存知のここと思います。英語なんて使う人は「非国民」だなんて言われかねなかったそうですね。それがどうでしょ。今は誰もが英語。誤解のないように言えば、英語を学ぶことをここで悪いなどと私は言おうとしているのではありません。人間の心の弱さといいますか、気持ちの変わりやすさといいますか、そこのところをシッカリと頭の隅っこで良いですから入れておいて欲しいと思います。
ズバリいえば、周囲の人がなんだかんだ言ったところで、あなた様の身代わりは誰もしてくれないし、あなた様の人生はあなた様独自なものです。たとえは良くないのですが、皆さんがそうだというわけではありませんが、俳優さんや人気歌手のファン心理を思い浮かべても良いと思います。その時々によって変ってしまう。長い目で見れば、お友達などもひょっとしたらそのお一人かもしれませんね。
それからもう一つ。それは、たまに「日本人は」とか「中国人は」とか「アメリカ人は」などと、人間を十把ひとからげに扱う人がいらっしゃるということです。この点に関して私は残念に思っています。と言いますのは、私は外国語は英語にしても中国語にしてもまともに勉強したことがありません。でも、中国、といっても北京ですが、友人知人がいます。また、アメリカの何箇所かにやはり友人知人がいます。他国の人との交流らしきものを通じて私が痛感いたしましたのは、どこの国にも「なんだコイツ」と思う人もいれば、一方「心ある人」も存在するという一事です。つまり、国は関係なしということ。思えば「日本人」を見てもそのことは分かるのに、この簡単なことがなかなか見えてこないのですね。やはり、実際に外国の方とお付き合いしたり、その国に出かけてみなければ自分では分からないことがいっぱいある、ということですね。

最後に、中国語を学ぶことが無駄なことかそうでないか。それは、質問者様が、なぜ何の為に中国語を学んでいらっしゃるのかということに深く関係したことなので、私には何かを言う資格は余りありませんが、何を学ぶにしても、その学んだことを無駄にするかしないかは質問者様のお気持ち次第、生き方次第だと私は思います。この点に関しましては、質問者様はもう十分にお考えの事と思います。


そうそう、もう一つ。多くの日本人が、「そのように考えている」わけではありません。おそらく一部の人たちの意見や声が様々なメディアを通してあなた様の目や耳に入ってくるだけ、といってよいと思います。その辺の事に関連して、もし興味がおありでしたら私がたまに覗いてみるブログがありますので、質問者様もどうぞ。「王征メルマガ」。検索すると出てくると思います。この方は、日本のメディア関係に籍を置き、その後北京にもどり、北京のやはりジャーナリズム関係の仕事をしている人。まだ、はじめたばかりのようですが、個人的には楽しみにしています。もちろん、知り合いではありませんが・・・・・。

何かを学ぶということ、それは学んでいる者自身に言葉では表現できない豊かな充実感をもたらす。「キモい」というのは「キモチいい」の省略形かと私が初めに書いた所以は、ここにある。

わたしは中国は嫌いですが大学では支那語(言語名に国家名を用いるのは不当です)を選択しました。わたしの周りでも大多数は支那語を選択していました。したがたって,あなたのまわりだけでしょう。

先の回答者さんのお答えに感銘しました。高校一年生ながらよく考えてらっしゃるようで、文化のはざまで頑張ってるんだなと思いました。ので、コメントだけ。

確かに日本でもアンチ中国のような人がいるのは事実です。人はどうしても近くに敵を作りたいもののようで、最近ではいかんとも仕方のないことと諦めるしかないな、と思っています。ただ反日の中国人も、反中の日本人も、基本的には国とか概念としてお互いを忌み嫌っている部分が大きいと思います。実際にお互い友達として付き合ったことがないから、そういうだけだと思います。相手をよく知らないから、知らないものは敵に見える、というだけなのです。ツイッターでも見慣れない異国の言語が書かれたら奇妙に想ってしまうものなのです。そのこと自体は、気にすべきことではありません。

是非、中国語をよく勉強して、そういう人たちがみんなお互いに理解しあえるような力になって欲しいと思います。そういう意味で、中国語を勉強する意義は大いにあるではないですか。

(yahoo!知恵袋より)