高校生クイズは偏差値高いところしか残らないし、優勝できないの?

回答

結果的にはそうなっていますが、偏差値というよりは、どれだけ「クイズ」に特化した訓練をしているかが大きなポイントです。

上位にあがった高校生は皆、「クイズ研究会」に所属しています。一般的な知識をたくわえるのはもちろんですが、クイズで出されてもすぐ答えられるような技術を習得しているのです。
東京では「高校生オープン」なるオープン大会があるほどで、意外にも高校生のクイズ人口はそれなりにあるみたいです。

実際、高校生クイズで出された問題というのは、過去のクイズ番組や対策本、オープン大会などで出された知識が多いんです。一般人は知らないであろう、クイズ界特有の知識を知っているかどうか、というのが大きいんですね。
また早押しクイズでなんかは、問題文の文章展開パターンがある程度限られているので、文の冒頭を聞いただけでボタンを押すということもできるわけです。

なお、準決勝のペーパークイズは結構難しい部類だと思います。ただ、これもいよいよ研究されていくことでしょう。ここ数年は漢文と宇宙の計算が連続して出題されています。この傾向が分かれば、あとはその場でどれだけ解答できるかの訓練でしょう。

なので、偏差値高いから残れるということではありません。しかし、クイズの訓練する努力量はすさまじく、それをやってのけられる生徒が進学校に多い、ということなのでしょう。

一ついいますと、基本的に勉強とクイズは別物です。OBとしてスタジオにも出ていた、昨年開成高校リーダーの方も、twitterで「勉強ができるわけじゃない」というようなことをおっしゃっています。
それでも「クイズ=勉強」のイメージが持たれているのは、番組のナレーションやテロップが「東大」「偏差値」「最強頭脳」などと連呼する演出をしているからでしょう。個人的には、あのような煽りはミスリードだと思います。

高校生クイズはあくまで、「クイズの強さ」を競う大会として見た方がいいです。

大学の博士課程の人にしか解けない様な問題が出ますから偏差値が高くないと理解出来ません。

(yahoo!知恵袋より)